『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

馬鹿です

私は、育ちが悪く、無教養な人間です。小中学校時代の思い出話は、ここには書けないエピソードが満載。勉強は好きだし、もっとしたかった覚えがあります。中学生の時には塾に行きたい!と親に頼んで、断わられました。まあ、そんな育ちです(笑)念のため言っておくと、「昔は俺も悪かった」なんて話ではありません。素直で良い子でしたよ。

教員になった時には「うわあ。俺、向いてないな」と感じました。場違い感がハンパなかったのです。「その辺のアンちゃんがフラッと学校に遊びに来たみたい」先輩から、そう言われたこともあります。

なので、初任からしばらくは、色んなモノを無我夢中で身につけようとしました。カラッカラの海綿のようになんでも吸い取ってましたね。
その中で、『学び合い』に出会いました。これだ!と思いました。が、手引きを読んで「テクニックを捨てなきゃいけないんだな」と理解しても、最初は躊躇しました。だって、頑張って身につけたものなんですから、なかなか捨てられませんよねー。
でも、決断すると早かったかもしれません。思い切ってテクニックを捨てました。馬鹿はこういう時に強いんです。海綿のように、すぐに乾きました。

しばらくして、乾かしすぎた!ってことに気づきました。『学び合い』だって、ただ黙って見てれば子供達が勉強するってわけじゃないんですよね。今までのテクニックをまた使ったり、新たなものを身につけたりしました。
「苦労して身につけたものを捨ててみて、やっぱりまた必要だと感じたら拾い上げる」
非効率的ですが、そういうのも楽しいもんです。

ただ、若い時にもっと勉強しておけば良かったと後悔しています。時々、悲しくなります。
この悲しさが、私の教員としての大きなモチベーションかもしれません。