『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

大変なことを引き受けない

少し前までは「大変なことを率先して引き受けるべきだ」と考えていた。人がやりたがらない仕事、できない仕事に自分から手を挙げ、引き受けるべきだと。それは正しいことで、これからもずっとそうすべきだとも考えていた。

 

しかし、最近感じる。

それは場合によっては間違いなのかもしれない。

 

大変なことを私が引き受けて、それなりにこなせば、それは私の手柄になる。評価も上がる。時には感謝もされる。そうやって「大変なこと」をこなしてきた。

しかし、それは長い目と広い視界で見ると良い結果に結びつかなかった。

私が引き受けて解決することで「大変なこと」が起きないようにしよう、とする必要感が薄くなるのだ。だって私が一人で解決するから。「起きても平気。こいつが何とかするだろう」と思われている、なんて言ったら流石に言い過ぎだが、絶対に防ごうという空気をあまり感じないのは事実。

 

それではマズイだろう。

 

大変なことがあったら、私が引き受けるのではなく「みんなでやる」ことが必要なのだ。もちろん、私もやる。私の持つノウハウが役に立つ時には使ってもらって構わない。私一人でやる方が効率が良い場合もあるだろうが、それは短期的に見た場合の話。みんなでやることで「大変なこと」が減っていくことも期待できる。長い目で見れば、私一人でやるよりも、みんなでやった方が良い結果が出るのだ。

 

なんて言いつつ、出来ていない。防げていないのが現状。

 

しかし、腹は決まっている。私は、「大変なこと」を引き受けない。

それは手を出さないという意味ではなく、「一人ではやらない」という意味だ。大変なことが起きたら、私が一人で解決するのではなく、みんなで何とかしなきゃいけないのだ。