『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

修正する子供達

二日間の出張を終え,クラスの子供達が書いたジャーナルを読んでいると,学級の二日間の様子が目に浮かびました。

どうやら,初日の自習は「悪くはないけれど,良くもない」状態だったようです。「頑張ったよ」と書いている子も居ましたが,「今日の勉強はイマイチでした」と書いている子もいました。
電話で子供達の様子を聞いた時には,教務の先生から
「6年生,頑張って勉強していましたよ」
と言って頂きましたし,また,補欠に初めていらした他学年の先生には
「さすが6年生ですね。レベル高い!」
と誉めて頂いたようですから,ある程度はしっかり勉強していたはずです。
でも,「ある程度」じゃ満足できない子供達。クラスの状態を分析し,修正しようとしていました。全員ではありませんよ。でも,そういう子が一定数いて,それを助けてくれる子がいて,そして,全員がそれに乗っかっていくのです。


さすが我がクラス。二日目には,しっかりと修正したようで,「今日の勉強は良かった」「しっかりできた」と書かれていました。
しかも,縦割り班で行っている清掃の時間がイマイチだったことを反省し,
「3連休前で,学校が落ち着いていなかった」
「連休明けには,もっと良くしたい」
と書いている子も多数。自分達のクラスだけではなく,学校全体も分析し,修正しようとしています。
頼もしくなったなあ。大人になったなあ。凄いなあ。しみじみ感じました。


それから。面白いのは,休み時間に男女一緒にドッジボールをしたということ。
わたしは,休み時間の遊びに関しては,基本的にノータッチです。子供達の遊びに,大人が口出ししたくないと考えています。だから普段は,それぞれが好きな遊びをしています。読書をする子も,サッカーをする子も,下級生と遊んであげている子もいて,色々です。
時々,男の子の遊びに女の子が混ざったり,一緒に本を読んだりしていますが,稀です。
でも,この子達は,何かあると男女一緒に遊ぶんです。3年生の頃(その時もわたしが担任で,『学び合い』のクラスでした)からそうでした。
多分,初日の様子を受け,学習の様子を修正するための一環だったのでしょう。子供達は無意識だとは思いますが。


本当に,集団の力とそれをバランスよく使う人間の本能は面白いなあと思います。


同時に,そうやって自分達を分析し,きちんと修正できるようになっている我がクラスを非常に誇らしく感じます。
火曜日には,しっかりと誉めます。その上で,もっと高いレベルを求めます。
きっと,もっと伸びます。本当に楽しみです。