『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

支持率アップ

では、どうすれば子供達から担任として支持を得られるのでしょうか。


わたしがやっていることは単純です。
「この先生となら、もっと成長できそう」という期待を抱けること、「本当に成長できた」という実感を得られるようにすることの2点です。


まあ,そのためにどうしているんだよ!って話が重要ですね。
わたしは,教師は「どうやって成長させよう」=「方法」を考えるよりも「何をどう成長させるか」=「目的」を定める方が重要だと考えます。最終的な目的が定まらないと、どこに向かえば良いのかも見えませんから。


じゃあ、目的ってなんでしょう。
子供達の人格の完成と、平和で民主的な国家及び社会の形成者に育てることが、教育の目的であると教育基本法に示されています。
そのままでは、わたしにはよく分かりません。よく分からないままでは、子供達に示ません。
これをわたしなりに具体化したものが「学び続ける」という表現です。
もう少し詳しく書くと、「今日よりも明日、小学校生活よりも中学生活を楽しくして欲しい。幸せな大人になって欲しい。そのためには、学び成長し続けていくことが大切だし、仲間が必要だ」というイメージ。これがわたしが示す「マニュフェスト」に繋がっていきます。
このイメージを少しでも多くの子供達に伝えられるかどうかが勝負です。よく言われるように、2割が大切。少なくとも2割の子にはしっかり伝えないと、負けます。


そして、それを実現するための方策として、学び合う授業、学習レポート、単元計画表、手作り宿題ノート、自由当番なんてことをやっています。また、ゴリさんの実践を参考に、振り返りジャーナルや教育リフォームプロジェクトにも取り組んでいます。
これらのわたしの「政策」が、「学び続ける」というイメージと矛盾せず、かつ、子供達が成長へと繋がっていれば、支持率は少しずつ上がっていきます。少なくとも下がりはしません。


子供達が支持してくれないのは、教師との相性が合わないってこともあるでしょう。でも、それ以上に、マニュフェストと政策が一致していない、つまり、言っていることとやっているが違うのが大きな原因ではないでしょうか。
そして、最近気付いたのですが、言っていることとやっていることが違う教師は、大抵の場合、子供達のことよりも、自分のことを優先しています。これ、かなり危険です。これは近いうちに別に書きます。大切なことなので。


教師が教育の目的を具体的に持っていること。それを子供達に示せること。それと矛盾しない実践を日々行い、子供達を成長させていること。
これが、現時点でわたしが考えている「子供達から支持される担任の条件」です。