焦ってはいけない
今年度も半分が過ぎました。いよいよ後半戦です。
こんなことを考えても絶対にその通りにはならないと分かっているのですが、小心者の私は
「半年でここまで来たから、あと半年でせめてここまでは伸ばしたい。いや、もっといけるか。いくべきか」
なんて悩んで、焦ってしまいます。
無駄だって分かっているのにね。
私は学級経営はゆっくり進めるべきだと思っています。急いで形成した学級は、どこかで歪みが出ると思うのです。
あまり言いたくないことなのですが、あえて言い切ります。学級の中に蔓延る嫌な「上下関係」は、教員が作っているということに無自覚な教員が多過ぎます。教員を頂点とするピラミッド型の階級社会で、教員の意図を汲むことに長けた子が、権力を委譲され権勢を誇っているような学級は見たくありません。
と偉そうに言いつつ、私だってちょっと気を抜くと学級に嫌な雰囲気を生成してしまう時があります。
それを少しでも減らすために、私は学級経営をゆっくりと進める作戦をとっています。
「一人も見捨てない」を涵養させるためには、ゆっくりじゃなきゃ無理ですよ。だって、人間の本能にちょっぴり反するものだから。(言葉を教え込むだけなら簡単でしょうけれど。)
と分かっているつもりなのに焦るのです。
その焦りが学級のパフォーマンスに超絶悪影響を及ぼしています。
まずいまずいまずい。自分の力不足が恨めしい。自分の愚かさが恨めしい。
ということで、こういう時には可視化作戦。ここに書いて、少しでも焦りを減らせるように致しましょう。焦ってはいけないのです。