『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

同じようなこと

新しい学級を持つと、毎年、同じようなことを語っているような気がします。
学校が違っても、学年が違っても、子供たちに必要なことは何かを吟味していると、結局は同じようなことを伝えるしかないのです。

 

今年のクラスでも「乱暴な人や強い人の意見が通るクラスじゃなくて、優しい人の意見が尊重されるクラスの方が、生活しやすいと思わないか?」という趣旨の話を何度もしています。きっと、前任校の子供たちは「先生、また同じようなこと言ってるね」と笑うかもしれません。

でも、その再現性の高さが『学び合い』の優れている点だとも思っています。人間の本能に即した理論的な実践だからこそ、私のような者でも何年も実践できているのでしょう。逆に言うと、我流を入れるととたんに崩れるのが『学び合い』の怖さかもしれません。

 

とは言いつつ、私が語ることもマイナーチェンジはしています。今年多様しているのは「良いコミュニケーションを増やそう」という言葉。今年の子供たちは、コミュニケーションに飢えている印象。もっと関わりたいのね、と伝わってきます。でも、どうしても「安直なコミュニケーション」が増えがち。もっと質の高い関わりを増やしてあげたいな、と思っています。

ま、学校で質の高い関わりと増やそうと思ったら、授業が一番何ですけれど。だから結局、「一生懸命勉強しなさい」という同じようなことを毎年語っているのです。