ちょっとずるい書き方
こういうことを書くと、混乱する方もいるかもしれませんが、まあ、それが私ということで。
昨日、「課題は何でも学び合える」なんてことを書いておきながら、実は私、出来る限りの「授業準備」をしています。世の小学校教員の平均を遥かに超える労力を、授業の準備に費やしているはずです。日々、教材研究や教材分析をし、授業のシステムを考えています。
でも、教材研究をしているから、子供たちが学び合えるわけではないのです。教員が教科に対する高い専門性を持っているにも関わらず、子供たちが学べない。そんな学級は山ほどあるでしょうから。
じゃあ、何で授業準備をするのか。
それは、「学びがいのある授業」にするためです。
私が子供たちに「一人も見捨てないこと」を求めると、子供たちはそれに応えようとしてくれます。その時にトップランナーとして頑張る子は、比較的勉強が好きな子達です。その子達は、私の
「人間は、他者に教えると、賢くなる」
「日本一のクラスになろう!」
という言葉を信じて教えるんです。もっと賢くなりたくて、日本一賢くなりたくて学び合ってくれるんです。トップランナーは、学びがいのある授業を求めているんです。
子供たちのその想いに応えたい。
授業準備も「愛」なのです。愛なき教材研究は、子供たちに響きません。
ただ、トップランナーにとって学びがいのある授業は、一部の子にとってはツラい面もあります。でも、「一人も見捨てない」んです。
愛があってこその教材研究、教材分析、授業システムです。