笑いとクリエイティブ
今日は学期末の忙しい中、各学年主任の先生方に集まっていただき、来年度に向けての「重点目標検討委員会」でした。皆さんが本当に忙しいので、私が自分に課したのは
- 短時間で
- でも、クリエイティブに
の2つ。ダラダラと話し合うわけにはいきませんが、忙しいからと言って、
「じゃあ、今年度と同じでいいですよね」
というのも嫌です。
私は大きめのホワイトボードとマーカー2本を携えて、「目標時間は30分じゃ!」と気合いを入れて放送しました。
「本日、重点目標検討委員会を行います。各学年主任の先生方は、研修室にご参集ください」
さてさて、時間になると、学年主任が集合ですよ。もちろん、皆様、私より年上です。
簡単に始まりのあいさつをして、会の流れを説明。
- 本校児童の良い点、強み、成長を感じる点を出し合う
- もう少し伸びそうなところ、期待するところを出し合う
- これらをもとに、来年度の目標を決める
というものです。
「では、早速ですが、本校児童の良いところ、強みってどこでしょう?」
直ぐにポンポンと意見が出てくるので、私はホワイトボードに書き書き。自然と「期待すること」も出てきますので、それも書きつつ、
「成長を感じる部分って、ありませんか?」
とプラス面に話を戻していました。いやあ、ホワイトボード便利!ゴリさん、昔は
「俺はホワイトボードなんて物は使わない」
なんて言ってごめんなさい。凄くいいです、ホワイトボード。撤回し、お詫び申し上げます。
さてさて。プラス面がたくさんでたところで
「こういう良い面がでましたが、ということは、もう少し伸ばしたいのは…どのあたりですかね?」
と話を振ると、さすが主任の先生方。焦点化された「課題」がビシッバシッとでてきました。さらには
「ここを強調し過ぎると、子供たちはツラいよね」
と違う視点から意見を出してくださる方や
「忖度するわけじゃないけど、校長先生が話されたことを加味するとね…」
と話を拡げてくださる方もいて、一本調子な電車道にならないのも素敵。なんと言っても、笑いの中で話し合っているのがメチャクチャ素敵。笑顔だけど、真剣。真剣なのに、爆笑。
最後は
「じゃあ、おおよそは、この形にして、この部分に入れる言葉は、この4つの候補を提示して、全体会で決を取ろうか」
という話で終了。
ここまでにかかった時間はなんと15分!ちょっと出来過ぎな話合いでした。
ただ一つ失敗があるとすれば、この姿を若い先生方に見てもらえたら良かったのですけれど。ウチの職員室はギューギューで、話し合うスペースがないので、仕方ありませんね。それに、子供たちにも見せたら、最高のお手本だよなあ。そんなことを考えていました。
もう一つ考えていたのは、クリエイティブな話合いって、結構フランクなんだよなあってこと。私は場を作るのが下手で、直ぐに硬い雰囲気にしがち。今日はお姉様方に助けていただきました。まだまだ修行が足りないなあ。まあ、それもまた楽しめばいいのです。