『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

分かっていない時は

アクティブ・ラーニングの短所として、「子供達の学習の様子を掴みにくく感じる」というものがあると思います。
全員が同じ学習活動を行っていれば、教師としては安心です。でも、それぞれが能動的に学習していると、教師は不安を感じるかもしれません。


わたしが気を配っているのは、子供達の「声」です。
少人数でワイワイと盛り上がっている時は、要注意。大抵、「分かっていない」のです。
知的な会話は、大声ではなされません。分かっている子がほとんどいなかったり、中身のない会話だったりすると、声が大きくなります。
最悪なのは、「分からない子」を見て見ぬふりをするために、自分達だけで盛り上がっているような時。


だからと言って「静かにしろ!」と怒っても意味がありません。
トップランナーでさえも分かっていないような時は、例えば、教師が出す課題が「意味不明」だったり、教科書とずれていたりする時です。
中身のない会話が多いのは、例えば、課題が楽勝すぎて協同する必要がなかったり、時間が余っていたり、締め切りを示し忘れていたりする時です。
「分からない子」を見て見ぬふりをしているのは、学級が崩れるサインです。指摘しなければいけません。


目で得る情報も大切なのですが、でも、耳も大切にしています。
だから、わたしのクラスの醸し出す雰囲気は、極上なのです。←自慢(笑)