『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

指導する。

わたしは教員ですので,子ども達を指導することが仕事です。


以前は指導と言うと,悪い所を注意し,これでは駄目だと叱責し,子ども達を凹ませたり泣かせたりすることをイメージしていました。
もしくは,教師が上手い解決策を見つけ,教え導いてあげることをイメージしていました。


けれど,これらの「指導」は多くの場合うまくいきません。
「うまくいかない」というのは,子ども達を成長させてあげられないということです。
前者が駄目なのは言わずもがな。
それに,後者も駄目なんですよね。
教師の力には限界があります。
教師主体では,絶対に解決できない問題があるのです。


指導するなら,何が課題なのかを提示し,君達ならできると励まし,困った時に仲間と助け合える状況にしてあげることが必要なのです。
学び合うクラスは強いです。子ども達が20人いれば,教師の20倍の力があることになりますから。


教師の力には限界があります。
でも,教師にしかできないこともあるのです。それは,学び合いながら成長を持続させていく集団を形成することです。
それが本当の指導なのだと考えています。


今日で6月の授業が終わりました。
「いい6月だった。もっといい7月にしよう!」
そう伝えて,子ども達を送りました。