『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

上手くいかない人がいる

日本全国津々浦々,少なくない学校・学級に「上手くいかない人」がいるということが,福島県の端っこに勤める田舎教師のわたしにも分かってきました。
原因は色々あるとは思います。
技術が足りない?
そりゃあ,技術がある方が良いとは思いますが,技術がなくても何とかなる人もいます。特に,若い教師に,最初から技術なんてあるはずがありません。
周囲の環境?
そりゃあ,子どもを取り巻く環境,特に家庭環境は悪い方へ変化しているとは思いますが,それを乗り越えるために学校ってあるのだと思います。環境がよくなきゃできないなら,それは教育ではありません。


やっぱり,その「人」なのだと思います。
話を突き詰めると「人間性」の話になってしまって,そういう話は人から嫌われるのは分かっていますから,ほどほどにしておきます。でも,結局はそこなんだと思います。


教員は楽な仕事ではありません。
でも,嫌な仕事でも,絶対にないと思います。
いやいや,めちゃくちゃ楽しい仕事です!


辛い時もあります。でも「もっと辛いのは子ども達の方だ」と思えば,わたしは大抵のことは乗り越えられます。初任者の時,わたしの至らなさ故に苦しめた子ども達のことを考えれば,何をしてでも,今の子ども達は救わなければと決心できるのです。救える教師になりたいと心から思うばかりです。
そして,それを乗り越え,子ども達の成長を目の当たりにした時,この仕事を選んだことを心から喜べますよね?幸せを感じますよね?
けれど,「自分よりも,もっと辛いのは子ども達の方だ」という気持ちがないのなら『学び合い』どころか,「普通の授業」をやっても上手くいかないだろうな,教師としての幸せを感じることもないだろうな,と思ってしまいます。


「普通の教師が,善意の教師。わたしが異端」普段はそう考えるようにしています。けれど,悪意なく人を傷つけてしまう無邪気さは,幼子ならともかく,教師にとってはとても罪深いものです。
それが「普通」だと言うのなら,わたしは「変な教師」と呼ばれてもいいから,「特別な方向」へ向っていこうと思います。



とことん突き進まなくちゃ!と思っています。
学校や地域全体を引き上げるような,そんな学級を早く作らなくちゃ!と思います。
トップランナーが突っ走らないと,2番手3番手が付いてこないことは,学級の様子を見て分かっていることですから。

焦らず。でも,弛まず。慎重に。でも,少しでも速く。もっともっと速く。もっともっと高いところへ。