じわじわと
自習の補欠指導に入ったあるクラス。
先生からの指示が黒板に書いてありました。
- 1時間目 算数。P○○。(学び合い)
おお!と思い、授業の始まりに短く語りました。
「勉強は、自分が問題を解けるようになるのがゴールではないよ。自分が説明できるようになろう。そして、分からないことがあったら、質問できるようになろう。」
授業が始まると子供達から
「全員が終わるようにしよう」
「教えようかな。先に進もうかな」
なんて声も聞こえます。学び合う様子も慣れたものです。良い雰囲気、良い関係が感じられました。
その先生とは何度か異学年『学び合い』をやらせてもらっています。同僚のO先生ともやってくださっています。
声高らかに「私は『学び合い』をやっています」と宣言してくれる必要はないのです。毎日、毎時間が『学び合い』じゃなくてもいいのです。
同僚の先生に「自習の課題は学び合いで」と言っていただけるということ、そのクラスが良い雰囲気で学習できることを、嬉しく感じます。自分の“濃さ”を生かして、じわじわと滲ませていくように。焦らず、したたかにね。