アドバイス
最近は、同僚の授業に助言なんぞをしなければならないケースが増えているのですが、そんな時に、気をつけていることがあります。
それは、自己主張しないこと。
例えば、指導案を見て
「ここがよくない」
「こういうやり方の方がいい」
「私ならこうやる」
「こんな授業もあるよ」
という話をしてしまうのが「自己主張」。こういう発言をしてしまうのは、心の中に「俺の方が良い授業ができる!」というおごりがあるから。それに、自分を褒めて欲しいからかもしれません。
けれども「これでいいと思います」と肯定するだけでは、せっかく話を聞きに来てくれた方に申し訳ありません。
私は指導案を見たら、授業者がどんな授業をしたいのかを読み取ります。読み取りきれない場合は、質問をします。その上で、授業者が目指す授業に近づくようなアドバイスを考えるようにしています。
「こういう授業にするには、ここが大切ですね」
「ここに時間をかけたいなら、削れるところはどこでしょうね」
「この活動は一度だけで理解するのは難しいから、単元の中で何回もやってみてはどうかな」
こんな感じです。
まあ、結局は、子供達に対するアドバイスと同じなんですよ。