『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

自分のあれこれ

運だけでやっています

昨年は担任が持てなかったためか、それとも他県へ移ったためか、今年のスタートはどうしようもないくらいモタモタしている。 1週間、カレンダーしか貼られていなかった教室と、それから廊下に、昨日やっと掲示用フォルダーを貼った。でも、透明なフォルダー…

2年目以降の方へ

たまには初心に帰って毒々しいことを(笑) 私から見れば、初任者も多くのベテランも授業や学級経営の腕に大した違いはない。様々な場で発信している若者も、多くは「何をやるか」で止まっている。私はこれを「授業の第1段階」と考えている。 第1段階 - nao…

怒りの次のエネルギー

昨日のエントリーには、Facebookでたくさんのコメントをいただいた。ガンダム好きが反応してしてくれたようだ。 昨日のエントリーに対するFacebookでの坂内さんのコメントを引用させていただく。 マジレスすると、シャアはアムロへの嫉妬と恨み、そしてマザ…

それでも公教育に留まる

ここ数年、様々な方が公教育の場から離れて行くのを見る。今後、公教育は大きな変化を求められる。アクティブ・ラーニングの導入で一気に変化するかとも思ったが、残念ながらそれは“主体的・対話的で深い学び”と名前を変え、瓦解してしまったようにも思える…

ひとまずはお疲れ様

今日は勤務校の「修了証書・卒業証書授与式」。今年度が一応は終了した。多くの学校で「お仕舞い」を迎えたことだろう。 満足できる1年を過ごした方にも、楽しい1年を過ごした方にも、苦しかった方にも、ひとまずは「お疲れ様」と言いたい。 この仕事は、必…

8年

8年経った。 あの日、体育館から見えた津波。雪の降る中、高台へ逃げた時の寒さ。そこから見えてしまった惨状。今でもわたしの脳みそにこびりついている。 でも、今の小学生は、震災の記憶はほぼない。小2の息子は、当時は0歳。覚えているわけがない。 それ…

教員と子供の関係

最近の学校では、子供たちを「顧客」と捉える傾向が強いようだ。教育がサービス業化しているとも言われる。どうやって子供たちを満足させるか。そういう発信がどんどん増えているように感じるのは、気のせいだろうか。 教員と子供たちが、win-winの関係にな…

敵味方

世の中には敵なんていない。誰もが大切な仲間である。なんて言えれば良いのだが、なかなかそうはいかない。現実として「合う、合わない」を感じることは多いし、性格の悪い私は敵対心を向けられることも度々ある。 まあ、そんなのは仕方ない。私の不徳の致す…

「突き詰める」ことが必ずしも幸せではない

私は、休みの日にちょこちょこと自転車で出掛けています。ツーリングなんて言うような本格的なものではありません。ポタリングと言うらしいです。 息子と一緒の時は片道5キロから8キロくらい。一人の時には片道10キロから20キロくらい。ゆるゆると走って、ゲ…

教師冥利

今日は福島県立高等学校の卒業式。私が6年前に担任した子供達が、高校卒業を迎えた。なんと、その内3名が卒業式後に、私を訪ねて勤務校に来てくれた。 当時の学校と今の勤務校は20キロ以上離れている。にも関わらず、わざわざ会いに来てくれるなんて、本当に…

ミス

今週の仕事は水続き。大したミスではないけれど、このままではいつか、大きくやらかすかもしれません。 ということで、早く寝ます。おやすみなさい。

苦い思い出

数年前の話です。 同僚の先生から、 「子供たちが悲しんでいましたよ」 という話を伺いました。私のクラスの子供たちが、私の居ないところで 「私たちの気持ちは高橋先生に伝わっていない」 「私たちがまだまだダメだから、高橋先生に認めてもらえないんだ」…

三者三様

最近、様々な方とお会いする機会をいただいている。だからこそ、みゆき会のことが見えてくる。 坂内さんのすごく変なところは、「失敗も楽しめるところ」だろう。 「授業において、あんな行為にはあんな意味があることが分かった。じゃあ、こんな実践は失敗…

やっていいこと、やってはいけないこと

今年度の登校日は、今日を入れて残り30日だったようだ。カウントダウンの時期である。 担任をしていた時には学級のまとめ方に気を遣っていた。私の色を残すべきか、消すべきか。大いに迷っていた。 とりあえず、今のところは「乗り越える」ことを求めている…

弱さ

私は弱い人間です。苦しんでいる子に気づいてしまったら、見て見ぬ振りができません。どうすれば助けてあげられるのかを考えると、心が乱れ、寝られなくなります。周囲に対して攻撃的になってしまうこともあります。 今も苛立ちが心臓の辺りを這いずり回り、…

圧倒的勝利

基本的に、人と争うことが嫌いだ。何も得ないことが分かっているからだ。労多くして益なし。 挑まれても、逃げればよい。年齢を重ねるごとに、逃げ上手になってきた。逃げるが勝ち。争わない。ぶつからない。それが一番。 でも、気がつくと周囲が勝手に、私…

全ては計画的犯行

勤務校ではインフルエンザが大流行中。 具合が悪そうな専科の先生が「熱がないので大丈夫です。午後の授業をやってから帰ります」と言っても許さず 「ダメです。もう一度計ってください。…ほら、やっぱり熱が上がっているじゃないですか。我々は子供たちにう…

とりあえず、一安心

1月中に片付けたかった原稿の最後の一つが、この土日に何とかなった。どれも難産だった。困った時には人の助けを借りるのが一番。新潟のKさん、ありがとうございました。 今日の午後は、やっと札幌のセミナーに向けての発表準備。話したいことが多過ぎて、…

悲しい

久しぶりに、飲み過ぎてしまいました。 悲しい酒でした。

拡散力

先週のTweetが伸びていて、びっくりしました。 日本中の先生にお願いです。冬休み明け、お願いですから「全ての子がお年玉をもらえた」「映画や買い物に連れて行ってもらえた」「家でテレビを見た」という前提で話をしないであげてくださいね。「そうじゃな…

禁煙

煙草をやめて11年目となった。 今でも時々、煙草の夢を見る。以前誰かから「禁煙は、何年経っても終わらない」と言われたことがある。この言葉は、私にはよく当てはまっていて、「11年間禁煙を続けている」といった感覚だ。今でも「禁煙」状態。吸いたいとは…

反省の1年

今年はブログを休んでしまうことが多くありました。反省です。書かない日が続くと、アクセス数が減ります。そりゃあ、そうですね。今年は、試行錯誤をしていたので、具体的な授業の話が少なかったこともイマイチでしたね。 今後は、ちょっと具体的な実践の話…

やってしまいました。

熱発です。安静にします。

悲しい話

悲しい話を聞きました。 ある子が、担任の先生に聞いたそうです。 「先生、サンタクロースはいるんですか?」 担任の先生は、こう答えたそうです。 「サンタクロースは、サンタクロースを信じる良い子のところに来るんだよ。だから、ちゃんと良い子にしてい…

全ては自分のため

今日は、ある学年の先生に頼まれて、プログラミングの授業。コレグラフを使って、ペッパーを喋らせたり、動かしたりしました。プログラミングの授業と言われても、どうすれば良いか分からない方が多いでしょう。私も分からないことだらけですが、せっかく頼…

自分と同じだから気になる

登場人物1:石木 高男 Takao Ishiki 時々セミナーに参加したり、登壇したり、雑誌に寄稿したりする意識高めの“ちょっと勉強してます”系教員。「最近は教育書より、経営学や心理学の本ばっかり読んでいるなー。もうちょっと教育書も読まないとなー」とか言っ…

「読まれる」という前提

可能な限り毎日ブログを書こう、と決めてから数年。最近はちょっとサボってしまう日もありますが、そんな日も一応は「別のもの」は書いております。質よりも「毎日」という頻度優先な上に、iPhoneで長文を書くと、なんだか文体がおかしくなるのですが、それ…

横に広げる

私の今までの授業は「縦に突き進む」方向性が強いものでした。子供たちに「もっと!」と求める。授業をレベルアップさせていく。そういうものを私は「縦に突き進む」授業と呼んでいます。 一方、集団の枠を広げる授業を「横に広げる」授業と呼んでいます。合…

実践の全体像

みゆき会の共著である 子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント をご購入くださった方はお気づきでしょうか。この本には所々で「書けない子のレポート」が出てきます。例えば、6ページにチラッと出ているのは、みゆき会の誰かのク…

愚か者

そこそこ上手くいっている。 それなりに力を付け、腕を上げた。 そんな風に思っていると、すぐに失敗をする。 自分の実践を振り返っていて、気が付いたこと。『学び合い』を始めたのも、新しい授業を生み出す必要性を感じたのも、「今までの自分」では乗り切…