『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2014-01-01から1年間の記事一覧

罪滅ぼし

Facebookで古田さんも取り上げていた坂内さんのエントリー。 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20141108 これを読んで「ギクっ!」としました。 わたしは間違いなくインフレーション化を促している教師です。しかも、自覚的に。 わたしは、ダメな教師です。だ…

語り用目次

「語り」に関するメモです。<創意工夫の話> 1 うどんを食べる息子・・・スプーンから、フォーク・箸へ 2 はぐれメタルを倒すために・・・魔法しか使えないパーティーは損をする 3 エスタークにザキを唱え続けるクリフト・・・人は学ぶから人である<思…

長期的な授業モデル その1

『学び合い』を知ったばかりのころは、「教師は教えちゃいけないのだ。」と肩肘を張って力んでいました。 今ではそんなに力が入っていません。「教師には、全てを教えるのは無理なんだよね。」って感じです。 なので、時と場合によっては教えます。個別指導…

杞憂

「学び合い』は考え方だと言われます。(わたしは経営論だと思っています。) ですから、色々な方法を取り入れて良いのかもしれません。でも、わたしは、「その方法が『学び合い』と矛盾していないか。」を自問自答するように心掛けています。 時々、自分がや…

ご褒美

今日まで3日間、勤務校では個別懇談でした。 わたしは、個別懇談が好きです。だって、保護者さんと一緒に、子供達の成長を喜び合う日ですから。 そして、有り難いことに、感謝の言葉を頂いてしまうこともあって、恐縮してしまいます。 普段の授業でも、子供…

有言実行

わたしが目標とする学級経営や授業の姿というのは、数年前から何となく浮かんできています。 簡単に言うと、児童自身が教育課程編成を行う学校です。 4月になったら、前年度に教師が組んだ教育課程を元にして、児童が計画を立て直すのです。各教科の目標も…

才能がないわたしでも、一人も見捨てたくない

昨日、久しぶりに「超本気の語り」をしました。 普段はなるべく短く語るようにしています。でも、昨日は違いました。約30分、語り続けました。そうしなければならないような「問題」が起きたからです。 正確には、その問題は何年も前からあって、子供達の…

役割分担

先日公開した特別活動の授業案の中で、わたしは「全員で役割を分担する」と書きました。 事後研究会の中で、 「特別活動で、全員が役割を分担するなんていうのは当たり前だ。」 という指摘を受けたので、 「そうですね。」 と答えておきましたが、わたしは非…

「はい、どうぞ」

わたしは全ての教育活動を『学び合い』で行っているつもりです。 各教科はもちろん、道徳・総合・特別活動・給食・清掃も『学び合い』です。 というか、『学び合い』は方法ではなく、考え方であり経営理論なのです。教科が変わったからといって、そうそう教…

ブログのネタ

ブログに書きたいことがたくさんあるのですが、忙しくしていると忘れそうなので、ちょっとネタをメモっておきます。☆完全に任せる『学び合い』が本物だと思います。が、今のクラスは16名。この規模だと、どうしても、教師の役割が増えちゃいますね。という話…

学芸会へ向けての語り

11月に勤務校で学芸会があります。 その練習を9月から始めました。練習を始める前に語った事をちょっと記しておきます。 11月に○○祭(勤務校の学芸会の愛称)がありますね。皆さんにはダンスをやってもらいます。 あ、ちょっと「え?」って顔をした人…

鶏肉料理

若い先生と授業について話していた時のにわたしが語った事。 「他の先生は授業について悩んでいるのに、なぜ高橋は迷いが無いように見えるのか」という話です。 あなたは、鶏肉料理で何が一番好きですか? 油淋鶏?そうくるとは思わなかったな。美味しいよ…

考えて行動してごらん?  んん??

子供達が移動する時に、こんな声掛けをしている場面を見ました。 「さあ、みんな、これから○○に移動するから、考えて行動してごらん」 (本当にこのまま、これだけの言葉でした。)その人は、移動中の子供に何度も 「考えて行動してごらん」 「考えているか…

スーパー教師

こんなことを書くと、自分のねじまがった性格を告白するようで恥ずかしいのですが。 夢や理想を追わず、かと言って現実に根差して悩むわけでもなく、ただ何となく仕事をしていると、自分が偉くなったような錯覚に陥ってしまいます。目標が無い時は、他者との…

付け足し

さっきの記事、大切なことを忘れていました。 もう一つ、集団を動かすために必要なことがあります。それは、目標達成に必要な自由を与えること。 時間の面での自由。 予算や物品の面での自由。 そして、組織編成の自由。 目標達成のためには、トライ&エラー…

集団を動かす。

集団を動かすために必要なのは、夢を語り、それを実現するための目標を提示することです。 その夢に魅力がないと、集団は動き出しません。目標に具体性がないと、集団は迷走します。 また、目標達成のための手立ては、集団の構成員が考えます。管理者は提案…

自分の弱さ

わたしは、授業で「単元計画表」という物を配布しています。 簡単に説明すると、その単元で出来るようになって欲しい課題を表にして、単元の最初に配布しています。 これのおかげで学びやすくなっている児童は多くいると思います。が、でも、これはわたしの…

気持ち悪い

昨日の話です。 現任校は、地区の半強制的任意研究団体から「特別活動研究校」に指定されているため、学校をあげて特別活動に取り組んでいます。 そのため、学級会も盛ん。我がクラスの昨日の課題は「教室をかいてきにしよう」でした。岩瀬ゴリさんの本を教…

担任の仕事

わたしは、学級担任の仕事とは「学級の管理」であると考えています。 って書くと、「管理主義の嫌な教師」がイメージされそうですが、それは「嫌な管理の仕方」が学校で幅を利かせてきたからかもしれません。 でも、そういうイメージが世の中にあるのだとし…

不徳と不屈

伝えるって、本当に難しいですね。 己の不徳に恥じ入っています。 けれど、最近は、伝わらないことに慣れてきたので、そうそう屈しませんが。 子供達を温める活動を取り入れて、子供達も教師も幸せなクラスを作れている方は、これからもそうすれば良いと思い…

学び合う本能

「温めない」の話に反応を頂いたので、もう少し書きたいと思います。 わたしは『学び合い』と出会い、様々なことから衝撃を受けましたが、その中の一つが「人間は、教えなくても学び合える」という事実。人間には学び合う本能がある。最初にこの話を聞いた時…

温めない

「みゆき会」の時に話したことですが、わたしは子供達を温めません。 もう少し詳しく書くと、温めるための努力をしません。 これは坂内さん、古田さんと話していて出てきた言葉なのですが、「一生懸命に勉強していれば、子供達は勝手に温まります。」 喧嘩を…

自分の限界を知るということ

わたしは、「自分の価値観」と「世の中の価値観」だったら、世の中の価値観を信じるようにしています。 というのは、自分には教師としての才覚はなく、能力的にも大したことが無いと分かっているからです。 けれども、これは、全てを世の中任せにして自分で…

付け足し

前の記事を読んで、勘違いされたくないことがあるので付け足しておきます。わたしは文部科学省の言っていることを何でも素直に聞いているわけではありません。 文科省や県教委の言っていることでも、中身は「2」や「3」に溢れていますから。 素直に聞く振り…

自分の価値観と世の中の価値観

夏休みが終わったので、そろそろブログも再開したいと思います。 さて、最近、考えていることがあります。 それは、「自分の価値観を信じすぎない」ということです。このブログやみゆき会といった場で発信して行く中で、わたしは、自分の勉強不足を痛感して…

次に行く

今更ではありますが、ちょっとした振り返りを。 8月2日に「みゆき会 SP」を開催しました。参加して下さった皆様、ありがとうございました。 ものすごーく反省している点としては、最近の自分がいかに「さぼっていたか」ということです。 学んでいないわ…

コントロールする

Facebookに書いたのですが、この1学期は、「コントロールしたい」という欲求がなかなか抑えられなかった1学期でした。というのは、転勤直後ということもあり、早く結果を出したいという焦りがあったのです。 焦っていると、「俺の言うとおりにやって、さっ…

進化する

8月2日の「みゆき会スペシャル」でどんな話をするか考えていました。 色々と悩んだのですが、嫌なのが、インタラクティブ・カリキュラムを「方法」として理解されること。 「まとめとして、作文を書かせればインタラクティブ」 「算数や社会でも作文を書か…

つながる

http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20140714 考えてみたら,みゆき会スペシャルまであと3週間を切っているんですね。 学期末のバタバタを乗り切ったら,ちょっと資料を作ろうかなと考えています。 でも,正直に言うと,どんな資料を作るか悩んでいます。だって…

守る

わたしは、人当たりの良いタイプではありません。刺々しいタイプだと自覚しています。 もう30代後半なのですから、それでは恥ずかしいのですが。 場を和ませられる人や安心感を与えられる人を見ると、心から羨ましく感じます。教室では、ある程度柔らかく…