『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

算数科なら数値と図ですよ

社会科の教科書は「写真の意図を考えて授業を構想する」という話を昨日書きました。 じゃあ、算数科の教科書は、何をどう考えながら教科書を読めばいいのでしょう。私は、数値と図だと思っています。 数値というのは、計算問題に使われている数値のことです。…

社会の写真も意図がある

社会科の教科書には写真がたくさん使われています。若い時には、それを「じっくり見る」授業ばかりしていました。 「もっとよく見て。細かいところまで見て。」 そんな指示を出していた記憶があります。例えば、3年生の「昔の道具」の学習であれば、炭火アイ…

繋がっている

今日は久しぶりに「全員ができる」を強く求めて課題を出しました。最近、ちょっと学びがルーズになっているなあと感じたからです。そう。根拠は私が「感じたから」。つまりは感覚なんです。 この辺りの感覚を言葉にできたら良いのですが。ただ、最近書いてい…

国語のイラストにはヒントがいっぱい

国語科の「話すこと・聞くこと」の授業では、私はイラスト(挿絵)を使って、話し合いや発表の仕方を子供達に説明します。 例えば、発表会の単元。教科書にはよく「発表している児童の絵」が描かれていますよね。その絵をよく見てください。 手に何か持って…

教科書の意図を読む

何度も書いていることですが、教員になってから最初の数年間は、授業の構想を練る際、「何をやるか」という方法レベルだけで考えていました。でも、経験を積むうちに「何を身につけるのか」という目標のレベルまで考えが至るようになりました。 児童にどんな…

単元で「何を」繰り返すのか

繰り返しのある単元構成を考える時に大切にしているのが、「単元の目標」を意識して繰り返しを考えることです。 例えば、国語の「読むこと」の授業。単純に「毎回、音読をさせよう」というだけでは、私の考える「繰り返しのある単元構成」では不十分です。も…

ゆるめる

私が「単元レベルの授業構成」を意識し始めた時には、子供達にガツガツ勉強させるために行っていました。もしかしたら、今までの(中断前まで)の記事を読んでくださっていた方の中にも、そういう気持ちの方が多いかもしれません。この考えは、私自身、つい…

久しぶりに

木曜日にインフルエンザB型のために発熱し、金曜日から火曜日まで寝て過ごしました。日曜日に解熱したものの、月曜日は何だか頭が冴えず、昨日もなるべく安静にして、体力回復に努めていました。というわけで、1月から「毎日更新」が途切れてしまって残念!…

病欠

インフルエンザBに罹患してしまいました。 体調が悪いのもありますが、仕事を休んでもブログは書くというのはちょっと嫌なので、しばらく「病欠」ということでお願い致します。

繰り返しのある単元構成の具体例 3年理科

理科の場合も、昔々から力のある教員は、繰り返しのある単元構成を行なってきたことでしょう。 学習指導要領解説では次のような文言が何度も出てきます。 ……生活科の学習を踏まえ,身近な自然について児童が自ら問題を見いだし,見通しをもった観察・実験な…

書くと決めたら、とにかく書く

今日も熱が下がらず、寝ています。朝になると下がるし、学校に着くと元気になるんですけれど。 ということで、今日は内容があることは書けません。すみません。でも、「今日は書きません」ということも含めて、とりあえず書きます(笑) やろうと思ってもや…

繰り返しのある単元構成の具体例 3年算数

発熱中のため、短い記事でご容赦ください。 今日はつい先日行った算数の単元です。 単元名:◻︎を使って場面を式に表そう これはものすごく簡単に言ってしまえば、問題文を読んで◻︎を使って式を立てる単元です。この単元は次の流れで行いました。 問題文を読み…

繰り返しのある単元構成の具体例 3年生国語「書くこと」

繰り返しのある単元構成について、いくつか具体例を挙げて書いていこうと思います。まずは2学期に私が実践した国語「書くこと」の授業です。 単元名:組み立てにそって書こう 「たから島のぼうけん」 教科書の構成では、 地図と絵をもとに、物語に書く「出…

単元内の繰り返し その4

その3で書いたように単元内で何度か繰り返すことで、課題のレベルを上げつつ、全員達成を目指す授業を行うことができます。が、繰り返すとは言っても単純に「同じ課題を一単元で何度もやらせる」わけではないのです。同じ活動を何度も繰り返しては、児童は…

単元内での繰り返し その3

『学び合い』において、単元内での繰り返しがもたらす効果はいくつもあります。 まず一つ目は「誰も分かっていないこと、出来ないことを課題にできる」こと。1単位時間毎に新たな課題を設定する『学び合い』の場合は、基本的に「学級の2割の子が分かってい…

単元内での繰り返し その2

体調がイマイチな中で書いているこの話。うまくまとまっていない面もありますが、書き溜めているものではなく、その時々に考えながら書いているので(ある意味、これが下書きのようなものです)、ご容赦くださいね。 「単元内での繰り返し」は、『学び合い』…

ちょっとお休み

来週の土日(20日、21日)に、福島市の某所でクローズドの学習会を開催します。いじめ問題に関する学習会です。今夜はその準備に時間を使うため、今日はちょっと連載(?)はお休みします。 昨年は1年間、地元の仲間と「いじめ」をテーマに学習会を行っ…

単元内での繰り返し その1

最初は「一単位時間の中での繰り返し」しか意識できていなかった私ですが、「単元の中でも繰り返し学習する方が、子供達の力が高まるのだな」と学んだのが30歳の頃です。まだ『学び合い』に出会う前。授業がめちゃくちゃ上手い「師匠」との出会いがきっか…

1単位時間内での繰り返し

大学を卒業後すぐに教員になった私は、授業と言っても、何をどうすれば良いかさっぱり分かりませんでした。初任の頃は本当に授業が下手。思い出したくないくらいひどい授業をしていました。子供達にもはっきり言われていました、「先生の授業は下手。つまら…

失敗を恐れ過ぎない

学び続ける子供を育てるためには、失敗を恐れ過ぎないことが必要だと考えています。ただし、失敗を全く恐れないのも良くないように思います。だって、「失敗してもいいもーん」と適当過ぎちゃっても困りますからね。 私が見てきた中で勉強から逃げる子は、失…

失敗から学ぶ

失敗から学ぶ。 言葉としてはよく聞きますが、でも、実際にはなかなか難しいものです。同じように「失敗してもいいんだよ」とか「教室は失敗するところだよ」という言葉もよく聞きますが、これまた難しい。 誰だって失敗したくないし、失敗すれば悔しいし、…

大変なことはさらりと

私の弱点は、すぐに熱くなったり、頭に血がのぼったり、ムキになったり、感情的になったり、意地になったりしてしまうことです。ま、単細胞なんですね。それが分かっているので、できるだけ理論的に考え、それに則って行動するようにしています。弱点を補う…

授業準備

今日は日番で1日出勤。日番の事務仕事をしつつ、新学期の準備をしました。数年前は、夏休みや冬休みに「勉強会」なんかを開催して、新学期にスタートダッシュをかませるよう準備できていたのですが、現任校では残念ながら実施できずにいます。力不足・・・。…

次はこの本

冬休みの読書、次はこの本です。 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者: 河合雅司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (16件) を見る まだ途中ですが、「ああ、話題になるね」…

心の進化

正月にこの本を読みました。 こころをよむ 心の進化をさぐる―はじめての霊長類学 (NHKシリーズ) 作者: 松沢哲郎 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2017/09/26 メディア: ムック この商品を含むブログを見る ネットで検索していて、ビビッときた本でした。こ…

同窓会

昨日は中学の同窓会でした。卒業してから25年。みんな変わっているような、変わっていないような。確実に変わったのは見た目。太ったり、白髪がでてきたり、髪の毛をどこかに置いてきていたり。中身ももちろん、変化しています。幹事の友人は、家業を継ぎ「…

新年と信念

あけましておめでとうございます。 今年も正月からブログ更新です。 昨年は数名の方に「実際に会うと、ブログの印象と違う」と言われました。それはどういう意味なのでしょう。実物は、まあ、ただのおっさんです。 私は「新年の抱負」みたいなことを考えられ…